顔に症状が現れる皮膚炎には様々なものがありますが、ステロイドが原因で起こる、ステロイド皮膚炎もよく知られている皮膚炎のひとつです。
ステロイド外用剤には血管を収縮させ、炎症を抑える作用があります。
様々な皮膚炎の治療薬として有名なステロイド外用剤ですが、この薬を慢性的に使い続けることにより、皮膚炎の症状が出ることがあります。
皮膚が薄くなったり、免疫機能が弱くなるといった症状が一般的です。
他に、顔が赤く腫れる、顔がピリピリ、ジクジクするといった症状が出るケースもあります。
できるだけステロイド薬を使わず、皮膚への負担をコントロールしながら完治を目指します。
脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が多い箇所に現れるため、顔に皮膚炎の症状が出る方も少なくありません。
顔の他、頭皮、胸部、わきの下などが症状が出やすいようです。
特徴としては、薄いかさぶたのようなものを伴う紅斑です。
頭皮に皮膚炎の症状が出た場合には、フケが多くなることもあります。
生後1ヶ月頃から成人まで幅広い年代で発症がみられる皮膚炎です。
ステロイド外用剤での治療の他、頭皮に症状がある場合には、抗真菌薬が含まれたシャンプーでの洗浄なども行います。
また、皮膚炎の症状を軽減するためには、日常生活の上でも、食事メニューに気をつけ栄養バランスの良い食事を摂る、ストレスをためない、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとるなど、対処療法も重要になってきます。
アトピー性皮膚炎も、顔にも症状が現れる皮膚炎です。
生後2、3ヶ月頃から顔に皮膚炎の症状が出始め、徐々に体、手足へと広がっていきます。
ひじや膝の裏側などに湿疹が出て、症状が軽くなったりひどくなったりしながら慢性的に続く疾患になります。
幼児期に発症した場合には、成長するとともに症状が軽減し、10歳以上になると自然に治癒するケースも多いようです。
現在では、成人に発症するアトピーも増加していて、上半身や顔に出る湿疹に悩む方も多いそうです。
成人に症状が出るケースでは、完治に時間がかかるとも言われています。
アトピー発症の原因はまだ明らかにされていませんが、遺伝的なもの、皮膚のバリア機能の低下、汗やほこり、ハウスダストなどの外的要因、精神的、肉体的ストレスなどが重なり、悪化要因となっていると考えられています。